サウナって好き嫌いがあるみたいなんですが、私はどちらかというと好きなタイプです。
そこで、近所のスーパー銭湯に行く機会ができたので、前々からサウナについてちょっと気になる事があり、いい機会だったので調査してみました。
その調査というのは、『サウナのデトックス効果について』です。
実体験と共に、驚く結果に出くわしたので記事にしておきたいと思います。
サウナでデトックスは「効果なし」だった!?
わたしの習慣として、お風呂でゆっくり浸かってしっかり汗をかくというのをやっています。
先日お風呂に浸かりながら目を閉じて汗がにじみ出るのを感じたいた時に、ふと『汗かいてデトックスができるのか?』というのが、ものすごく気になりまして、お風呂から上がり早速ネットで調べてみることにしたんです。
そうしましたら、かの有名な「ナショナルジオグラフィック」のサイトに行き当たりました。
そこには以下のようなタイトルでこのように書かれてありました。
「汗をかいてデトックス」はウソだった、研究報告
発汗により排出される毒素の量を分析した〜中略〜
インベルト氏と研究仲間が調べた結果、
普通の人が1日45分間の激しい運動を行ったとしても、1日の発汗量はせいぜい2リットルほどだった。
これには運動していない平常時の発汗も含まれる。
それだけの汗をかいても汚染物質は0.1ナノグラム以下しか含まれていない。
言い換えると
「普段の食生活で体内に取り込む汚染物質のうち、汗で出る量は0.02%に過ぎません」と、インベルト氏は言う。
さらに運動を激しくしたとしても、0.04%程度までしか増えない。
つまり、どんなに大量の汗をかいたとしても、
その日体内に摂取した汚染物質の1%すら排出できないということだ。
抜粋文章そのままではあるのですが、しっかりと調査した結果であるため受け入れざるを得ませんでした。
サウナデトックス「嘘」というか調べた結果「効果ない」ことが解った
発汗デトックス=サウナデトックスという括りで見たとしても、微量の汚染物質は汗から排出されていますので、全くの「嘘」ということではないようです。
だけれど、汗の0.02%〜0.04%という低数値という結果を見てみれば、ほとんど「効果なし」という研究結果で発表するしかないでしょうね。
もともとの人間の機能として、老廃物・汚染物質などの有害物質は腎臓や肝臓で排出分解処理を行う臓器としてあるため、基本的なデトックスとしては便や尿から排出されて行きます。
そう考えると、発汗によって出て行く道理がないことがすぐに理解できますよね。仮に排出されたとしても汗腺に入り込んだ本当に小さな粒子の物質が流れ出る程度なのかと考えられます。
発汗デトックスで何を期待できるのか?
汗をかくことでデトックスは難しいという事がわかりましたが、別の視点で見れば『期待できる効果』はあるはずです。
例えば
発汗デトックの期待できる効果
- 汗腺に詰まっている皮脂や雑菌の流出
- 代謝力の向上
- 加齢臭やベトベト汗の臭い消し
このような効果は少なからず得られるのではないかと考えられます。
では、発汗デトックスをサウナに置き換えた時にどのように取り組めばいいのかを確認してみましょう。
塩サウナだとデトックスができるかも!?
塩サウナはサウナ室で塩を全身に塗り込み汗腺から塩の成分を浸透さるというサウナの入り方を言います。
温室内で塩を皮膚に塗り込むことで、温度と浸透圧の影響などによって体内に溜まった老廃物が排出されやすくなる働きがあると考えられます。
さらには、サウナの効果で副交感神経へも働きかけリラックスホルモンの分泌から、睡眠効果や疲労回復・ストレスの緩和にと精神にも良いとされていますよね。
そうなると、うつ病やうつ症候群の方にも効果があるかもしれません。
サウナデトックスのまとめ
ナショナルジオグラフィックが発表した研究結果で、汗をかくことによってのデトックス効果はないという事がわかりました。
だけれど私の考えでは、汗をかくだけではデトックスしませんが、
塩サウナを利用する事で、塩の浸透圧を利用して老廃物を押し流す事は可能だと考えています。
それと合わせて、サウナ本来の効果としてあげられる副交感神経への働きかけで体の生活リズムや新陳代謝の向上にも一役買うのではないかと考えています。
ですので、生活習慣病が気になっている方や夜の寝つきが良くない方などで
お悩みの方には、体質改善を目的としたサウナや塩サウナを上手に利用するのも良いのではないかと言えます。