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藤井寺市の「葛井寺」は藤まつりと御朱印だけじゃない!

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春の陽気に誘われて、外出したくなったので、西国三十三所の第五番札所となる、紫雲山 葛井寺へお参りと御朱印をいただきに行きました。

その際、ほかの参拝者の方の情報収集に役立つよう取材もしてきましたのでどうぞ。

紫雲山 葛井寺は何があるの?

紫雲山 葛井寺は西国三十三所の第五番札所で、天気の良い土・日・祝日には西国巡礼者がお参りと共に御朱印と【聴】お札をいただきに訪れます。

葛井寺は歴史の深いお寺ですので、見どころやお参りの目的がたくさんあります。境内にあるものの殆どは文化財で、古い歴史があるものばかり。

歴史好きの方が度々参拝に来るくらい素敵な佇まいのお寺です。

 

ざっくりとですが、葛井寺の見どころを羅列してみたいと思います。

  • 藤まつり(藤棚)
  • 御朱印
  • 西国三十三所 第五番札 【聴】
  • 十一面千手千眼観世音菩薩像(国宝)
  • 西門の四脚門(重要文化財)
  • 平安時代や鎌倉時代からある文化財
  • 春季大法要のお餅まき
  • 千日まいり
    などなど。

このように、葛井寺の代名詞といえば、「国宝千手観音菩薩像」と「藤まつり」が主になりますが、南大門の外を凛々しく守る「金剛力士阿吽像」、葛井寺の結界のような「千手観音画」や「天国と地獄絵」なども見どころの一つです。

まずは、葛井寺の御朱印から紹介していきますね。

 

葛井寺の御朱印の種類

四天王寺のように規模の大きな仏閣は別として、「御朱印」を数種類もっている仏閣は、そう多くありません。

ですが葛井寺には、2種類の御朱印が存在しています。

西国三十三所の御朱印

僕がいま頂いているのは、「大悲殿」と書かれた西国第5番の御朱印です。

御朱印の右にある【聴】の札は、第五番札所の証です。

御朱印は、書いてくださる方の筆跡によってずいぶん変わりますが、押されている判と書かれている文字で判断できます。

大悲殿とは

千手観音や如意輪観音などの観音菩薩さまが安置されているお堂のことを云います。

大悲」は、観音菩薩さまの別の呼び方で、大衆の苦しみを救おうとする観音菩薩さまの慈悲のココロを表したものだということです。

 

葛井寺 ご本尊の御朱印

まだいただけていませんので、いただくことができれば更新いたします。coming soon!

m(_ _)m

続いては、藤まつりについて書いていきます。

藤まつりの期間と藤棚の見頃について

葛井寺の藤まつり」は、花が好きな方には有名な話で、境内には藤棚がたくさん設けられていて満開になると、紫雲山の名に相応しいく薄紫の花の房が見事に咲き誇ります。

 

藤まつりの開催期間

藤まつりの開催期間は、その年毎の気候によって若干の日程のズレはあるものの、目安としては、ソメイヨシノが散って1週間後から3週目くらいまでになります。

 

2017年はいつまでも寒く、開花がかなり遅れました。

藤まつりが始まったのは4月21日からで、満開の見頃は30日以降でした。

 

2018年はソメイヨシノが一気に咲いて、一気に散っていった感じがあり4月1週目くらいには、桜の花はほぼ散ってしまっていました。

それから1週間後ということで計算すると、4月2週目くらいからという計算になります。

こちらが2018年の藤まつりの看板です。四月十四日~と書かれていますね。

 

藤棚の見頃について

藤が咲くのは、サトザクラと同じくらいの時期になりますので。

世間的には、ソメイヨシノの花びらが散って、新緑の葉が眩しくなった頃くらいからが、藤まつりのベストシーズンとなり、4月29日 昭和の日」が一番の見頃になります。

4月18日」は、ご本尊のご開帳もあるので、春の陽気が急ぎ足の場合、「国宝千手観音菩薩像」と「藤まつり」を一緒に楽しめる可能性があります。

僕も、それくらいの感じで把握していたります。

 

藤まつりで咲いている藤の種類

葛井寺の藤棚は、ざっくりと 「ピンク・むらさき・白」と3種類の藤があります。

これら3種類は開花時期が若干異なるので、藤まつりの期間中はどれかの藤が必ず咲いているということになります。

見たい藤がある方の為に、それに合わせて藤まつりに行けるよう、開花の早い花の順に品種の紹介をしていきますね。

 

赤花美短藤

赤花美短藤(アカカピタンフジ)と呼ばれる藤で、藤の中でも比較的早く咲き始めます。

ご覧のとおり、桜色とは少し違うピンク色の藤で、房の長さは短いですが花は大きく房状に咲いているので存在感はあります。

この赤花美短藤(アカカピタンフジ)は、開花時期が早いので、藤まつりの最初の方(1~2週目)に行くと満開が楽しめます。

藤棚のある場所は、葛井寺境内の南西角で、「南大門から入って(すぐを)左」に。

アーチ状の藤棚をくぐった先にあります。

赤で丸く囲った場所辺りです。

南大門の左の藤棚アーチにも、赤花美短藤が少しだけありますが目立たないくらいですので、奥の藤棚を目指しましょう。

 

紫長藤

葛井寺の藤棚は大半が、紫長藤(ムラサキナガフジ)です。

満開のベストシーズンに葛井寺を参拝すると、こんなに綺麗な紫雲を拝見することができます。

藤棚の下に入ることは許されてはいませんが、逆に遠巻きのほうが視界に入る紫色が映えて美しさが増します。

紫長藤の満開の時期は、藤まつりが始まった2週目~3週目くらいがベストです。2週目くらいに行くと、「赤花美短藤」も一緒に楽しむことができます。

 

白長藤

開花が一番遅いのは、この白長藤です。藤まつりの3週目以降くらいからが見頃で、時期的にはゴールデンウイーク後半の連休辺りですが、一番美しい頃合いかと思われます。

この写真は曇天なのは、開花時期が違うので別日に撮影したものなのですが、「赤花美短藤」は完全に散ってしまって、メインの「紫長藤」もほとんど花が散って、「房のカス」しか残っていませんでした。

 

この、白長藤の藤棚がある場所は、境内の西門(四脚門)前です。

赤で丸く囲った場所辺りです。

境内の目立つ場所に藤棚があるので、すぐに目につくと思います。

 

藤まつりで出会す「クマバチ」への注意

藤まつりの開催期間中は、藤の花の色と香りで、たくさんの「クマバチ」が辺りを飛んでいます。

クマバチは、基本的には温厚な性格で、オスは針を持っていません。

メスは、針を持っているものの、こちらから危害を加えなければ刺してきません。

ですので、目の前でホバリングしてても、知らんふりしていれば大丈夫です。

蜂が飛んで知るからと、逃げ回ったり帽子などで叩くと逆に刺激して攻撃的になるので、恐れず知らんふりしておきましょう。

 

葛井寺の文化財あれこれ

前述したとおり、葛井寺の建造物や文化財は平安時代や鎌倉時代に造られ以降、長い歴史を刻んで今日に至っています。

藤まつりや、千日まいり、御朱印まいりなどで訪れた際は、葛井寺境内にある色々な文化財を見物していってもらいたいものです。

ということで、見どころを紹介していきたいと思います。

葛井寺 南大門の「金剛力士阿吽像」

藤まつりが開催されている期間は、四脚門は締切になっているので南大門からしか入れませんが、葛井寺の西にある四脚門は、重要文化財に指定されていますので、四脚門をくぐって境内入りされる参拝者が多くいらっしゃいます。

そして、そのまま参拝を済ませ、本堂の正面に大きく構える南大門を一見もしないで帰って行かれる方がおられたりもします。

「それはすごく勿体ないです。」西門から入ってきたなら南大門をくぐって帰っていくようにして欲しいですね。(僕の勝手な願いです)

南大門には、大きく立派な「木造の金剛力士阿吽像」が門を守っています。

どのくらい立派かと云いますと・・・。
そうですね、四天王寺の金剛力士像くらいでしょうか、3メートルくらいの大きさがあったかと思います。

その風貌は、古風だけど臨場感を纏っていて、夜な夜な動いて見回りしていそうな力強さを持った木彫りの金剛力士阿吽像といったところでしょうか。

是非、葛井寺に足を運んだ際は、近くで見て欲しいと思います。

凛々しく、バランスのとれた阿吽像ですから!

「千手観音絵図」と「賽の河原・閻魔大王・地獄絵図」

南大門の内側(金剛力士阿吽像の裏側)には、「金色いろの千手観音絵図」と「地獄絵図」が飾られています。

金色いろの千手観音菩薩絵図は、無表情ではあるものの、神々しくご利益がありそうな風貌でした。

ご本尊のご開帳のときは、写真撮影禁止なため写真撮影はできませんが、葛井寺のご本尊の写しとして、南大門の裏に飾られてあるので、こちらは写真撮影できますので一見しておくといいかと思います。

もう片方は、賽の河原、閻魔大王の審判、地獄絵図が飾られています。

地獄絵図は色彩鮮やかで、赤い色が綺麗に浮き出ています。じっと見ていると、霊的なものも感じられそうな気配がしますし、地獄絵図の世界に吸い込まれそうになります。

これを見ていると、過去の過ちや悪事を反省したくなりますね。苦笑

 

正直なところ、これらが造られた年代は分かりませんでしたので文化財かどうかも不明ですが、とても素敵なものなので葛井寺へ行った際は、一目見ておくことをおすすめさせていただきます。

 

葛井寺へのアクセス手段と駐車場の場所

葛井寺へのアクセスは、全く不便ではありませんので気軽に行けます。

電車の場合は、近鉄線を利用すれば最寄り駅からもさほど遠くありません。

自動車を利用する場合、葛井寺の近隣にはコインパーキングたくさんあるので便利です。
(ですが、1つだけ注意する点がありますので後述します。)

葛井寺へ電車で行く場合

天王寺の近鉄「大阪あべの橋駅」より準急に乗り「藤井寺」駅で下車となります。

藤井寺駅は改札を出て「南口」より徒歩6~7分ほどで着きます。

ルートはいくつか有りますが、グレー色のルートは藤井寺商店街ですので、そちらを歩くと分かりやすくて行きやすいです。

 

葛井寺へ車で行く場合

葛井寺へ車で行く場合、近隣のコインパーキングが利用しやすいかと思います。


パーキングは、たくさんありますので、お好きなところをお選びください。

ただ、注意しておくことがあります。

それは、「一方通行の道ばかり」だということです。

藤井寺駅の南側はコインパーキングが密集していますが、一方通行の道ばかりで、たまに警察が地域警備の見回りをするためにカブで走っています。

参拝者の方で、一方通行を逆走して切符を切られているのを見たこともあります。

このブログを見た方は、そうならないよう注意してくださいませ。

 

葛井寺の境内散策まとめ

藤井寺市内には、寺社仏閣の名所がたくさんあります。

この葛井寺には古い歴史があり、毎月18日の開帳される国宝の千手観音菩薩像。毎年美しい花を楽しませてくれる藤棚群。

そのほか、境内にはたくさんの見所がありますので、足を運んだ際には一つひとつその由緒などを確認してみると新たな発見につながるのではないかと思います。

日和の良い土日には、に四国三十三箇所参りの参拝者も多く訪れますし、境内内にあるカフェで風情を楽しみながらの休憩も粋です。

ハイキング目的の観光でしたら、藤井寺駅で下車し葛井寺を散策した後に道明寺天満宮までハイキング。そして道明寺駅から近鉄線に乗り帰路につくというコースも採れたりします。

こんな感じのハイキングコースを作ってみましたが、途中の昼食を摂る際には、そば切り蕎香というお店が蕎麦が美味いと聞いています。

まだ実際に行っていませんが、改めて訪れてレポートしてみたいと思っています。

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