ひな祭りには、潮汁で はまぐり を使ったお吸い物を作りますし、春の日差しが気持ちよくなると、砂浜で あさりやはまぐりの潮干狩り が楽いですよね。
僕は貝好きなので、2ヶ月に1度はあさりやはまぐりなどの料理を作ります。
(スーパーに売っていれば 汗)ということで、二枚貝の時短砂抜き方法と潮汁の作り方を紹介していきます。
旬の「はまぐり」と「あさり」を美味しく食べるには
- はまぐりの旬は、2月から4月中旬ころ → 産卵前の栄養を蓄える時期で身がふっくらしていておいしい。
- あさりの旬は、3月から5月GWくらいと9月から10月の秋口 → 産卵期前で身が太っている時期。
貝の旨み成分「コハク酸」は、旨味成分を感じやすい日本人の舌に敏感に反応するので、コハク酸が多くなる旬の時期は、貝料理が食卓に上がることも多くなりますね。
そして、このクセになる旨み成分は、カラダが欲してしまうので、ついつい居酒屋さんなどでも酒蒸しや出汁蒸しを注文してしまうんですよね。笑
ということで、そろそろ本題に。
潮干狩りで取った「あさり・はまぐり」は貝毒の恐れがあるので注意
【 近年の潮干狩りに関しては注意が必要 】
一部の海岸で育った二枚貝は環境によって貝毒が発生する場合があります。
潮干狩り場で採ってくる「あさり・はまぐり」には貝毒の注意が必要です。
※潮干狩り場のインフォメーションは特に気にかけておきましょう!
貝を美味しく食べるには、ふっくら とした 柔らかい食感 が残っていることが美味しいと思える条件だと思っています。
酒蒸しとか、焼き蛤もふっくらと仕上がっている方が美味しそうですもんね。
そのあたりの“ ふっくら仕上げるコツ "を踏まえつつご紹介していきますね。
それでは、Let's Cooking‼
はまぐり・あさりを短時間で砂抜きする豆知識
「はまぐり・あさり」のような二枚貝を調理することは、年間通してそこそこの頻度であるかと思います。
僕も、スーパーで見かけた時はついつい買ってしまったりもしますからね。
で、スーパーに売っている「はまぐり」や「あさり」 は、ほとんど砂抜きはされているかとは思います。
だけど、僕の場合、砂を抱いている貝によくHitしてしまうので、特に念入りに砂抜きします。
「もうね、嫌になるくらい当たっちゃうんですよね。宝クジならいいのに。。。と、いつも思います。笑」
なので、面倒なんですが、砂抜きをしっかりするようにしています。
これ。砂抜き中です・・・。
ここで、今回のタイトルである「簡単!はまぐり・あさりを短時間で砂抜きする方法」をご紹介します。
二枚貝の一般的な砂抜きの方法
おさらいとして、一般的に行われている二枚貝の砂抜き方法を書いていきますね。
メモ【 一般的な砂抜き方法 】※この写真は「あさり」を使って砂抜きを行っています。
ボウルまたはバットの様な買いを平たく並べられる器に、「あさり」や「はまぐり」などの二枚貝を並べます。
「水1リットル:塩30グラム」を解いた塩水を、貝の入った器に入れます。
(3%前後の常温の塩水)
そのまま、2時間ほど暗室などに置きます。
そうするとこの様に、入水管・出水管を出して塩水の循環を行ない、砂を吐かせることできます。
これをした場合、貝が活きていればこのまま冷蔵保存が可能です。
ですが、主婦業は忙しいのでそんな悠長な事していられませんよね。汗
なので、時間短縮(時短)で簡単に砂抜きをしていきましょう!!
やり方は、超ミラクル簡単なんで誰でもできます。↓↓
ほら、近くで見てみると、殻が開いて中身が見えてきてますよね。
これ、50度くらいのお湯(真水)に浸けているだけなんです。
ほら簡単!!(´艸`*)
時間でいうと お湯に入れて2分くらいの状態 です。
水道のお湯設定の温度を50度〜55度にして
鍋に50度のお湯をいれ、そ〜っとハマグリを浸けるだけ。
5分も浸けておけば、だらしなく中身が見えてきます。
それだけでOKなんです。
※5分ほどは温度キープした方がいいです。
湯煎するか、55度のぬるま湯を継ぎ足すかします。
浸けた後は、貝の表面の汚れを軽く流し準備完了!!
時短で砂抜きする時の注意点
注)ここで1つ注意書きをしておきますね。
このやり方は、1時間→5分になるという、かなりの時間短縮になります。
ですが、1点だけ問題があります。
50度のぬるま湯で食材を浸けているので、鮮度が極端に落ちます。
なので、この砂抜き方法をしたら最後まで調理しきってください。
酒蒸しでも、浜焼きでも、潮汁でも、貝飯でもなんでも良いので、
最後まで調理しきってくだされば大丈夫です。
砂抜きのまま冷蔵庫に保存することでかはしないでくださいね。
あさり・はまぐりをふっくらさせるコツ
貝類の調理の基本として、『 過度な加熱はNG 』です。
加熱しすぎると身が締まって硬くなりますので、ふっくらジューシーな感じか無くなってしまいます。
- 潮汁の場合は、グラグラ煮ない。
- 酒蒸しの場合は、手早く蒸らす。
- 浜焼きの場合は、開いたら醤油かけてすぐ。
これが、貝の身をふっくら保つコツです。
簡単なんですが、加熱しすぎちゃう人も多いみたいですよ。
折角なんで、蛤のお吸い物の作り方も書いておくことにします。
はまぐりお吸い物(潮汁・うしおじる)の作り方
1. 鍋に水を入れ、インスタント出汁と砂抜きした「はまぐり」を入れて火にかける。
(事前に作った出汁にハマグリを入れても良い)
2. 「はまぐり」からアクが出たら取り、料理酒を適量入れて沸騰させる。
3. この時点で貝が開いているはずなので、塩ひとつまみ・醤油スプーン1杯 → 味を整える
4. 彩りに、三つ葉やネギを散らして出来上がり。
あさり・はまぐり時短砂抜きのまとめ
- 50度のぬるま湯で5分浸け置いておくだけ。
- ぬるま湯での砂抜きしたら最後まで料理してしまうこと。
- ぬるま湯砂抜きの後は冷蔵保存禁止です。
- 過度な加熱は、ふっくら感を損ないます。
今回ご紹介した方法で砂抜きをすると「はまぐり」の鮮度が落ちるので処理後の冷蔵保存はできません。
だけど、この方法を使うと貝の旨みがアップし、身もふっくらと仕上がって、とても美味しい状態で食材本来の味を楽しむことができます。
裏を返せば、忙しい奥様方に最適な下ごしらえと言っても過言では無いかとも思っています。
ぜひともお試しください。